全日本山岳写真協会について

「全日本山岳写真協会」は、山岳に関する写真、自然の写真を通して会員相互の親睦と、写真表現技術の向上、および一般写真文化の普及発展の一翼を担うべく設立されたプロ・アマ合同の全国組織の団体です。 昭和22年(1947年)、塚本閣治( 故人、初代会長)、小合正勝(故人、元相談役)、等により創立。創立後、川崎吉蔵(故人、元山と溪谷社社長)を加え、当時の山岳写真界のリーダー的性格を明確にしました。その後、名称を日本山岳写真協会とし、1977年全日本山岳写真協会と改称しました。写真展も創立と同時に第1回山岳写真展を桜田会館で開催。以後、第2回展を東京山岳写真同人と合同で開催し、会場も日本橋白木屋、小西六ギャラリー、京王百貨店等と変わり、年々実績を重ね、1964年度展より、東京新宿小田急グランドギャラリーにて開催され、この年より全国山岳写真愛好家に呼びかけ、公募部門を設け「全日本山岳写真展」として、プロ・アマ不問の全国規模の写真展となり多くの山岳写真愛好家の注目を集めるようになりました。1991年度展は池袋サンシャインシティで開催、創立45周年を迎えた1992年は山と溪谷社より写真集「山稜の四季」を発刊。以降、写真展を東京芸術劇場で開催。2007年に創立60周年を迎え、現在約300名の会員を擁しています。

活動内容

月例会&月例コンテスト

月例会は月1回(8月を除く)、東京池袋にて19時より開催しています。 内容は事務からの連絡、月例コンテスト、写真の勉強会、会員の山行報告、メーカーによる製品紹介等を行っています。
月例コンテストは隔月でカラーの部とモノクロの部を実施し、各人が自慢のプリントを持ち寄って行います。会員の互選により順位を付け、年間の累計点で年度賞を決定します。作品の講評は、会員の中から過去の実績に基づいて選ばれた複数の「選考委員」が行いますが、年に2回は外部講師を招致し内部とは違った観点での講評、講話をお願いしています。月例コンテストへのエントリーは郵送による参加も可能です。
また、撮影会が行われたあとには、月例会の場で「撮影会ミニコンテスト」も行われます。
月例会終了後は公式行事ではありませんが、有志で二次会へ流れます。仕事のため例会に出られず、二次会から参加という会員も。山談義、写真談義で終電間際まで盛り上がります

撮影会

会員の親睦と撮影の技術の向上を目的に、年に3~4回季節を変えて実施しています。最近の実績は、上高地、立山、八方尾根、戸隠、美ヶ原、八甲田山、北八ヶ岳、銀山平など。ベテラン会員からアドバイスを受けたり、撮影スタイルを参考にする良い機会といえます。撮影会で撮影した作品によるミニコンテストも実施しています。

全日本山岳写真展

全日本山岳写真協会最大のイベントで、1992年以降は毎年9月に池袋・東京芸術劇場の展示ギャラリーで開催しています。(2020年はコロナ感染防止措置のため中止、2021年はソーシャルディスタンスを考慮して会場を国立新美術館へ変更して開催しました)
会員の部、公募の部、小中校生コーナー等合わせて展示作品数400点という規模は、山の写真展としてはおそらく日本最大級と思われます。優秀な作品には協会賞ほか、各後援、協賛からの賞を頂くことができ、参加者の大きな励みになっています。
写真展には毎年見に来て下さる熱心なファンも多く、会期中は毎朝開場前から行列ができ、土曜日の午後は空調が効かなくなるほど、好評を博しています。また写真展会場では作品集やポストカードも会場限定で販売しており、こちらも毎年楽しみにされている方々が多くいらっしゃいます。

月報

B5判8ページの月報を毎月発行しています。内容は、月例会のお知らせと報告、会員への連絡事項、月例コンテスト結果と講評、写真機材・技術の解説、撮影会報告、会員からの寄稿等です。全国の会員同士をつなぐ役割を担っています。

入会案内

全日本山岳写真協会に入会するには下記2通りのパターンがあります。

●全日本山岳写真展への応募
全日本山岳写真展で一般公募作品の募集を行っていて、入選することが入会資格が得られます。
入選通知にと一緒に入会申込書もお送りします。
なお「2021全日本山岳写真展」の募集は締め切りました。

●理事会での審査
作品プリント(四切、六切、またはA4サイズ)10枚をお送りいただき、理事会の審査で承認されると入会できます。入会審査申込書に必要事項を記入し、作品に同封して事務局までお送りください。(随時受付)
審査料は無料です

<送付先>
全日本山岳写真協会事務局
〒130-0026 東京都墨田区両国2-2-14 三木ビル202
TEL/FAX 03-3634-8030